「ヒトが人間になる」ために

ピヨピヨ保育園では、単に「預ける」「預かる」ではなく、「共に子どもを育て、大人も育つ場に」と考えています。そして、子ども達に最善のものを与えることができるように、父母・保育士が学び、協力し、みんなの手で子育てをしていく保育園です。

 

乳幼児期は、子どもの身体や心、脳、人格形成の土台が育つ時です。子どもも、ヒトが人間に進化したように、育つには太陽、水、土、草花、木などの自然と、共に遊び生活する仲間と、子ども自らの自発性が発揮できることが必要です。この時期、急激に成長発達するためには、よく食べ、よく遊び、よく眠ることが大事です。子どもの生きる力の源である身体づくり、自分づくり、仲間づくりを大切に保育します。そして、子どもの発達保障と倖せ保障を目指し保育をしています。

 

保育方針

・自然の中で思いっきり遊び、生きる力と意欲を育む

・人との関わりの中で、人を信頼し、自分を信じ人間らしさを育む

・子どもも大人も仲間の中で育つ共育ちの子育て

 

 

生きる力を育てる

生活

  • よい生活リズムは成長ホルモン・メラトニン(情緒を安定させるホルモン)などの分泌を促し、自律神経を育て元気な身体を作ります。
  • 乳幼児期より薄着を心がけ、外気浴、水刺激、はだし、マッサージなどで子どもの持つ本来の生命力を高め、体・心の緊張をほぐし、体も心も解放させ、子ども本来の力を出せるよう支えます。
  • 乳幼児期は、健康的な生活リズムを身につけます。幼児期になると、少しずつ生活の営みを自らのものとするため、食事の準備や後片付け、雑巾縫い、雑巾掛け、お掃除、布団干しなど、大人と仲間と共に経験していきます。その年齢でできるお手伝いや、みんなの為に働くことを大事にしています。
  • 着脱や片付けなど、できることは「自分で」を大事にします。
  • やる気を見守り、分からないこと、出来ないことは応援しながら一緒にやります。

食事

  • 食事はみんなで食卓を囲み、お腹も気持ちも満たされる時間と考えています。
  • たくましく生きる意欲を育てるために、「自ら食べる」ことを大切にしています。0歳児期から「食べさせる」のではなく、手づかみでも「自分で食べる」ことを大事にしています。
  • 元気な身体を育てるには食事が大切です。野菜、海藻、豆類などを多く取り入れ、安全で新鮮な食材を選び、素材の味を大切にする食事を心がけています。
  • 母乳保育を実施し、離乳食は赤ちゃんに食材そのものを感じてもらうように大きめにし、手づかみで食べられるようにしています。

遊び

  • 子どもにとって遊びは生活のすべてであり、遊びの中で社会性を身につけ、考える力と意欲を育てます。
  • 仲間と自然の中で全身を使い、動き、体感し、運動機能、感覚機能を高め、心と脳を育てます。
  • 四季を通じて、水遊び、泥んこ遊び、海遊び、虫取り、草花を摘みながらの散歩、山登りなど、豊かな遊びの中で経験を積み重ね、五感を育てます。
  • 全身運動のリズム遊びでは、音楽に合わせて自ら仲間や保育士と一緒に動きます。リズム遊びを通し、自らの体の隅々を知り、コントロールできる喜びを育てます。また、友達の動きをみたり、何度もくり返すことで自分のものにするなど、リズム遊びの中で、学びの基本が身に付きます。人類の進化(=発達)の過程が取り込まれ、運動器官だけでなく、脳を育てます。
  • 描画を通し、経験や感動を自由に表現します。
  • 子どもの心をとらえ、感動する歌や良い絵本や優れた文学にふれます。